死ぬことと見つけたり(上)(下)
フィクションは読む気がしないと言った舌の根も乾かぬうちに小説を読んでいます。といってもこれはまた別の物。ずいぶん前に買った本です。既に表紙はすり切れて取れ掛かっています。これはあの武士道を記した佐賀鍋島の「葉隠」を下地とした時代小説。題はその一節から取ったものです。
著者はこの作品の執筆途中で亡くなっています。だから未完。だけどそれだけに何度読んでも終わらないんですよね。登場する腹の据わった漢たちの生き様は悲愴であり爽快でもあります。序盤の山場、原城で老人が唄おらしょを唱える場面が一番好きです。
ちなみに隆氏の代表作「一夢庵風流記」は漫画「花の慶次」の原作。

死ぬことと見つけたり(上)(下)
発行 平成6年9月
著者 隆慶一郎
発行所 新潮社/新潮文庫


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