martedì, 04 aprile 2006

死ぬことと見つけたり(上)(下)

フィクションは読む気がしないと言った舌の根も乾かぬうちに小説を読んでいます。といってもこれはまた別の物。ずいぶん前に買った本です。既に表紙はすり切れて取れ掛かっています。これはあの武士道を記した佐賀鍋島の「葉隠」を下地とした時代小説。題はその一節から取ったものです。
著者はこの作品の執筆途中で亡くなっています。だから未完。だけどそれだけに何度読んでも終わらないんですよね。登場する腹の据わった漢たちの生き様は悲愴であり爽快でもあります。序盤の山場、原城で老人が唄おらしょを唱える場面が一番好きです。
ちなみに隆氏の代表作「一夢庵風流記」は漫画「花の慶次」の原作。

20060404
死ぬことと見つけたり(上)(下)
発行 平成6年9月
著者 隆慶一郎
発行所 新潮社/新潮文庫

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mercoledì, 22 marzo 2006

考えるヒント4

サッカーの話ばっかりじゃ何なんで。たまには違う話も書いてみようかと。そこで読書の話。

20060322
考えるヒント4 ランボオ・中原中也
1980年9月25日 第1刷
著者 小林秀雄
発行所 文藝春秋/文春文庫

もう10年以上ですかね。いつも鞄の中に入れてあります。カバーは何度も替えました。日に焼けたり雨が染み込んだりしてボロボロです。かといって暗記するほど読んだわけでもないのですが。ランボオの孤独と狂気じみた冷静、中也の終わりのない悲しみ。そして小林秀雄の温もりある鉄のような批評。いろんな意味で私の精神の根本になっています。いや、根本の空洞に当てはまったと言うべきなのか。
好き嫌いの問題じゃないですね。「これだ」と感じるもの。

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